企業物価指数 14ヶ月連続で下落 2月
日銀10日発表
2月の国内企業物価指数(05年平均=100、速報値)は102.5と前年同月比1.5%下落。
景気低迷による需要減や競争激化で製品価格の下落が広がっていることで14カ月連続で下落。
下落率は6カ月連続で縮小(石油・石炭製品や非鉄金属が値上がりしたため)
日銀は今後3カ月程度は下落率が縮小し続ける可能性が高いとみている。
品目別
鉄鋼 15.9%下落
電力・都市ガス・水道 17.8%下落
情報通信機器・電気機器などの製品 0.2~7.6%下落
石油・石炭製品 26.9%上昇
非鉄金属は20.6%上昇
日銀調査統計局では、「海外の市況高と国内の製品安が併存する形が続いており、企業物価は一進一退が続いている」としている。
企業物価指数とは、企業間取引の財の価格変動を表すものである。