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ヘッジファンド

ヘッジファンドとは
「損をしないこと」を目指して生まれたファンドのこと。
「ヘッジ」とは、「経済的損失から保護する」と言う意味。
つまり、あらゆる市場環境でつねに利益を上げようとする特性を持った
ファンドのこと。
特定・少数の投資家や機関投資家から出資をうける私募による投資組合で、
多くはオフショアと呼ばれる、租税回避地に設立される。
オフショア投資市場にも多くのヘッジファンドが設定されている。
多くのヘッジファンドが設定しているオフショア地域は、ケイマン諸島である。
デリバティブや最新テクノロジーを活用して非常に機動的かつ投機的な投資を
行なうファンドが多い。
ジョージ・ソロス氏のクウォンタムファンドや、破たんしたLTCMなどが有名。

ヘッジファンドの起源
1949年、米国コロンビア大学の大学教授A・W・ジョーンズが、自身の株式運用を
相場の下落から守る(ヘッジする)ために、空売りを組み合わせたのがはじまり。
そこから、株や債権など伝統的投資対象や手法だけでなく、相場が低迷した場合
でも低迷を抑えリターンを上げられる投資商品、といったニーズより誕生した。

ヘッジファンドのメリット
1 上昇相場でも下落相場でもリターンをあげるチャンスがある
一般的な投資信託は、基本的に下げている相場では利益は出せない仕組み
となっている。
安い値段の時に多く買って、上昇相場の際に売ることで利益を上げる。
ヘッジファンドの場合、下げている相場でも利益を出せるカラ売りや先物などの
金融派生商品を積極的に取り入れることが出来るため、相場の上げ下げに関係なく
リターンを得られる可能性がある。

2 法的規制が少なく、リターンをあげるチャンスが多い
従来型の投資信託は、投資対象とする金融商品の種類や範囲、投資手法について
柔軟性がなく、運用に関しても法的な制限をうけることもある。
それに対し、ヘッジファンドは市場環境の制約が小さいため、様々な投資手法で運用が
出来ることが特徴。
リターンを上げられるチャンスが一般的なファンド(投資信託)よりも多い。

オルタナティブ投資とは?
オルタナティブとは、「既存のものにかわる」という意味。
株や債権といった従来型(トラディショナル)の投資対象とは異なるものに投資することを言う。
これを、代替投資と言う。
異なったリスクを持つ対象を組み合わせ、様々な運用手法でリターンを狙うことが出来る。
投資対象も様々で、コモディティ(商品)、非上場株式ファンド、不動産ファンド、
ベンチャーキャピタルなど。
よって、ヘッジファンドの投資も、オルタナティブ投資に含まれる。

メリットは、市場環境に左右されにくく、絶対リターンを狙えること。
長期で分散投資をすることでリターンの向上をはかることが出来る。
デメリットは、商品性が複雑で、流動性が低いこと。投資の回収に時間がかかることもある。

身近になったヘッジファンド
かつては、限られた富裕層のみが購入できる金融商品であったヘッジファンドだが、
世界的な低金利時代にしびれをきらした個人投資家たちが、オルタナティブ投資に参入。
個人の投資マネーがヘッジファンド市場に流れ込むこととなる。
市場も個人投資家が投資しやすいように小口化も進んでおり、少額で始められる商品も
出始める。
つまり、現在は個人投資家でも分散投資の一環として、ヘッジファンドへの投資が可能となった
のである。 オフショア投資を通してヘッジファンドに投資をするケースも増えている。