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アジア通貨動向(11日)=シンガポールドルやウォンが軟化、資本流入が一部通貨を支援-ロイター

 [シンガポール 11日 ロイター] 11日のアジア通貨市場では、シンガポールドルと韓国ウォンが軟化。イタリアとスペインの国債入札を控え、アジア通貨のポジションを縮小する動きが見られた。

 ただ、台湾ドルやフィリピンペソなど一部通貨は、株式市場への資本流入で支えられ、逆行高となった。

 今年初めは市場への資本フローが戻り、アジア通貨にやや安心感をもたらしたもようだが、欧州の債務危機が収束に向かう証しが現れるまでは、アジア市場への資本フローが急増するとは期待できないとみられている。

 年初にはインドルピーなどが資本流入に支えられて対米ドルで上昇したが、多くのアジア通貨は引き続き売り圧力にさらされる展開が続いている。

 米ドル/シンガポールドルSGD=D3は、レバレッジドファンドや英国勢の買いで高く始まった後、インターバンクの投機筋やマクロ筋の買いで支えられた。

 米ドル/ウォンKRW=KFTCも上昇。オフショアファンドの米ドル買いが、現地のインターバンク投機筋によるショートカバーを誘った。ただ、米ドルの上昇場面では韓国の輸出業者が決済目的のドル売りを出したことや、オフショア筋の売りにより、1160ウォンを上回る水準は維持できなかった。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK807528120120111

 

 

 

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